ウクライナ、107名の軍人をロシア拘束から解放

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ウクライナのイェルマーク大統領府長官は3日、ウクライナとロシアの間で新たな被拘束者交換が行われ、107名のウクライナ軍人を解放することができたと報告した。

イェルマーク宇大統領府長官がテレグラム・チャンネルに書き込んだ

イェルマーク氏は、「今日、私たちはさらなる被拘束者交換を実施した。107名の戦士を解放できた。内6名は将校、101名は下士官と軍曹だ」と書き込んだ。

さらに同氏は、解放された者たちの所属は、ウクライナ(陸)軍、海軍、領土防衛部隊、国境警備庁、国家警察、国家特別輸送庁、アゾフ連隊隊員3名を含む国家警護隊だとし、その内74名がマリウポリ製鉄工場「アゾフスタリ」を防衛していた者だと伝えた。

同氏は、解放された者の中には、ヘリでマリウポリまで飛び、人々の命を救い、町を巡る戦いを可能にしていた者もいると指摘した。

加えて同氏は、多くの負傷者を解放できたとし、その中にはマリウポリ防衛戦での重傷者などもおり、手足を切断した者、顔半分を火傷した者、傷口が化膿している者がおり、さらにはオレニウカ収容所の爆発の際に負傷した者も1名いると伝えた。3月に負傷した者も多くいるという。

イェルマーク氏は、「国家は、彼ら1人1人を助けるためにあらゆる必要なことを行う」と強調した。