NATOはウクライナが自衛権を行使できるようしている=ストルテンベルグ事務総長
北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は、NATO加盟国はウクライナに対して軍事的・経済的支援を提供して、同国が自衛権を行使できるようにしていると発言した。
ストルテンベルグがトルコ国営放送「TRT」へのインタビュー時に発言した。
ストルテンベルグ氏は、「現在ウクライナでは戦争が続いており、それはプーチン露大統領が他国侵攻を決定した後に始まったものだ。私たちは、ウクライナへ軍事的、経済的な支援を提供している。私たちは、ウクライナがそのロシア人の侵略に対して自衛権を行使できるようにしている」と発言した。
同氏はまた、ロシアによる核兵器使用の脅迫につき、それはあってはならないことだと強調した。同氏は、「私たちは、ロシアのリーダーたち、プーチンが今まさに特別危険な核関連発言を行っているのを目にしている。私たちは、核戦争に勝者はいないと常に述べている。そのため、核戦争はあってはならないのだ。(中略)もしそれ(核兵器)が使用されたら、紛争の性質が変わる。その点、国際社会は非常に明確に表明している。核兵器は決して使ってはならない」と発言した。
その他同氏は、穀物回廊の合意締結と同合意を機能させる上でのトルコとエルドアン同国大統領の仲介の役割を指摘した。