米国防省、ロシアが主要戦車の半数を失った可能性を指摘
米国のカール国防時間は8日、ロシアは現在の戦争でおそらくすでに主要戦車の半分を失い、高精度兵器の大半も消耗したとの見方を示した。
カール国防次官の発言をCNNが報じた。
カール氏は、「プーチンは失敗した」「ロシアは、以前より弱くなってこの戦争から出ていくことになる」と指摘した。
同氏はまた、ロシアは2月以降の現下の戦争で数万の損耗を被ったとし、その損耗数はソ連がアフガニスタンで被ったものよりも桁違いに多いと発言した。
さらに同氏は、「彼らはおそらくロシア軍全体の主要戦車の半分を失った。(中略)彼らは、高精密誘導弾の大半もウクライナで消耗しており、そして制裁と輸出管理が、同国が戦争の前のような姿まで軍を再建するのを非常に困難とさせることになる」と指摘した。
また同氏は、「プーチンは、独立し、主権ある民主的国家としてのウクライナを消し去ろうとしてこの戦争を始めた。彼は失敗したし、そのことは今後変わることはない。主権のある独立した民主的ウクライナは耐え続ける」と強調した。
なお、ウクライナのレズニコウ国防相は7日、ウクライナに防空システム「ナサムス(NASAMS)」と「アスピーデ」が到着したと報告し、ノルウェー、スペイン、米国に感謝を伝えていた。
写真:ウクライナ軍参謀本部