露の「汚い爆弾」発言は、何をすべきかわからなくなっていることの証拠=ウクライナ軍情報機関
ウクライナの国防省傘下情報総局に所属するスキビツィキー氏は、ロシアは、国際社会がウクライナを協議のテーブルに座らせることを目的とした情報拡散を行っていると発言した。
スキビツィキー氏が伊「ラ・レプッブリカ」紙に対して、ウクライナが「汚い爆弾使用計画」を持っているとするロシアによる批判にコメントする形で発言した。情報総局が同氏の発言をテレグラム・チャンネルで伝えた。
スキビツィキー氏は、「それは、ハイレベルで準備された情報キャンペーンであり、強い懸念を覚えさせるものだ。それは、シリアやリビアでの化学兵器使用に関するロシアの立場を思い出させるし、それがどのようなものであったかは周知されている。だからこそ、私たちは国際原子力機関(IAEA)の代表者を、ソ連時代に軍事目的のためにプルトニウムを生産していたチョルノービリを含む、全ての私たちの施設の査察のために招待している。(ロシアの情報)キャンペーンの目的は、国際社会に圧力をかけて、私たちを協議に向かわせるよう仕向けることだ。それは彼らの古いアプローチ手段である。彼らは、何をして良いのかわからなくなると、彼らは核兵器や化学兵器の話を持ち出すのだ」と発言した。
これに先立ち、国際原子力機関(IAEA)は3日、同機関の検査官がウクライナの3箇所で検査を行ったところ、ロシアが発表していたような、未申告の核活動・核物質の兆候は発見されなかったと発表していた。