「私たちは冷凍室ではない」=ウクライナ安保会議書記、ヘルソン解放後の「紛争の凍結」可能性を否定
ウクライナのダニーロウ国家安全保障国防会議書記(NSDC)は11日、ウクライナ南部ヘルソンのロシア占領からの解放後も戦争は続くとし、紛争を凍結させる意向はウクライナ側にはないと指摘した。
ダニーロウNSDC書記がウクライナのテレビ番組出演時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ダニーロウ氏は、「私たちは、何も凍結させるわけにはいかない。私たちは冷凍室ではない。私たちは、天気や季節とは無関係に自分たちの領土を解放せねばならない。私たちはどのような停留所も見逃すわけにはいかない。なぜなら、そこには私たちの人々がいるからだ。私たちは、彼らがどれほど苦しんでいるかを目にしているのだ」と発言した。
同氏はまた、大統領がウクライナ軍に出している課題は、ウクライナ領を侵略者から解放するというシンプルかつ理解できるものだとし、その課題は遂行されるし、必要なのは時間だけだと強調した。
これに先立ち、ゼレンシキー大統領は11日、ロシアが数か月にわたり占領していたウクライナ南部ヘルソン市の状況につき、ウクライナの特殊部隊がすでに同市に入っており、軍も郊外に到着していると発表していた。