米ホワイトハウス、ウクライナ南部ヘルソンの解放を歓迎
米国のサリヴァン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は12日、ウクライナが南部主要都市ヘルソンをロシア軍から解放したことを「並外れた勝利」だとして歓迎した。
サリヴァン米大統領補佐官が発言した。英ガーディアン紙が報じた。
サリヴァン氏は、ASEAN首脳会談へ出席するバイデン米大統領のカンボジア訪問の際に、「ウクライナの人々が、ロシアがこの戦争で制圧していた1つの州都をウクライナ国旗の下に戻すという、並外れた勝利を達成したようである。それは全くもって驚きに値する」と発言した。
またサリヴァン氏は、ロシアの撤退は、オデーサのようなその他の南部のウクライナの都市がロシアからの長期的脅威から解放されるという「広範な戦略的な影響」をもたらすだろうと指摘した。
その上で同氏は、「それは大きな出来事であり、米国やその他同盟国の不断かつ団結された支援に支えられたウクライナの人々の信じがたい強靭さと技術によって生じたものだ」と強調した。
これに先立ち、ゼレンシキー大統領は11日、ロシアが数か月にわたり占領していたウクライナ南部ヘルソン市の状況につき、ウクライナの特殊部隊がすでに同市に入っており、軍も郊外に到着していると発表していた。