ザルジュニー宇軍総司令官、ミリー米統合参謀本部議長に、ウクライナの協議の条件を伝達

ウクライナのザルジュニー軍総司令官は14日、ミリー米統合参謀本部議長に対して、ウクライナの協議の条件は、ロシアによる全てのウクライナ領からの撤退だと伝えた。

ザルジュニー総司令官が、テレグラム・チャンネルにて、ミリー統合参謀本部議長との電話会談につき報告した

ザルジュニー氏は、「私たちが力ある限り戦い続けることを明言した。私たちの目的はウクライナの全領土のロシア占領からの解放である。私たちは、どのような条件でも、この道を止まることはない。ウクライナ軍人は、どのような協議、合意、妥協的決定も受け入れない。協議の条件は1つ、ロシアが全ての奪った領土から立ち去ることだ」と発言した。

同氏はまた、ミリー氏に対して、最新情勢とウクライナ軍が喫緊に必要としている物について伝えた。その際同氏は、「前線の状況は安定しており、コントロール下にある」と述べたという。

さらに同氏は、「私たちは、ベラルーシ共和国との国境沿いにおける敵の行動を注意深く追っており、北からのウクライナを守るための理想的な盾を築いている。防衛戦力は、占領軍からの激しい抵抗がある中、ハルキウ方面にて進軍を続けている。敵は、ビロホリウカ〜ソレダール〜バフムート〜マヨルシクのラインと、アウジーウカ〜オピートネ〜ヴォージャネ〜ピスキー〜マルインカ〜パウリウカのラインで活発に攻撃しているが、成功はしていない。私たちは、前線部隊の強靭さと能力ある予備兵のおかげで、防衛を維持している。ハルキウ法然では、安定化方策と防衛ラインの強化を行っている」と伝えた。