米国防省、ポーランド領内でのロシアミサイルの着弾可能性の情報を分析中

米国防省は、ロシアがウクライナ領に向けて放ったミサイルがポーランド領に着弾した可能性につき、今のところ公式には確認していない。

ライダー国防報道官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ライダー報道官は、「私たちは、その件に関するメディアの報道は知っている。私たちは、現時点で、その報道を認めるための情報は有していない。しかしながら、繰り返すが、私たちはその報道に非常に深刻に向き合っており、それを分析している」と発言した。

同氏はまた、米国防省は情勢の展開を報告していくと伝えた。

同時に同氏は、米国がポーランド側と現在どのようにやりとりしているか、ポーランドでの爆発の原因などについてのその他の詳細は一切コメントせず、「私たちはその報道を分析している。私は、憶測をしたり、仮説を頼りに発言したくはない」と発言した。

他方で同氏は、米国は北大西洋条約機構(NATO)条約の集団防衛を定める第5条の義務を拒否していないとし、「安全保障分野と第5条の私たちの義務については、私たちは、NATO領土の1インチまで防衛することを明確にし続けている」と強調した。

これに先立ち、15日、ポーランド領内でウクライナ国境付近のプシェヴォドゥフ村にて、穀物乾燥機の近くで爆発があり、結果、2名の住民が死亡したと報じられていた。同時に、ポーランドの一部報道機関は、ロシアのミサイルがポーランド領内に落下したと報じていた。

同時に、ポーランド政府報道官は同日、ツイッター・アカウントにて、「モラヴィエツキ・ポーランド首相が、国家安全保障国防問題閣僚会議委員会を緊急招集した」と発表している

写真:twitter/Jarosław Wolski