ウクライナ政府、ヘルソン市民に冬季の避難を呼びかけ

ウクライナのヴェレシチューク副首相兼一時的被占領地再統合相は21日、ロシア占領から解放された南部ヘルソンの市民に対して、冬季の間、より安全な国内他地域へと避難するよう呼びかけた。

ヴェレシチューク副首相がテレグラム・チャンネルに書き込んだ

ヴェレシチューク氏は、「政府は、クリヴィー・リフ、ミコライウ、オデーサへの無料避難を提案している。その後、キロヴォフラード州、フメリニツィキー州あるいはウクライナ西部諸地域へとさらに移動することも可能だ」と書き込んだ。

同氏はまた、今回の要請は何より子連れの女性、高齢者、病気を患っている人、移動の困難な人が該当すると伝えた。

加えて同氏は、「避難民には、無料のシェルター付住居、人道支援、食事、医療サポートが提供される。また、国と国際機関から国内避難民証明書作と現金支給の支援が与えられる」と説明した。

これに先立ち、21日、フラン・ヘルソン州議会議員は、ロシア軍はすでに3日間連続でヘルソン市を砲撃していると伝えている。また、同日のロシア軍のヘルソン市への攻撃で負傷していた民間人1名が病院への搬送中に死亡したことが発表されている