ウクライナ軍、ベラルーシ国民に対して、ロシアがテロを実施する可能性を警告
ウクライナ軍は24日、ベラルーシ国民に対して、ロシアの特殊機関がベラルーシ領で挑発的テロ行為を準備しているとし、それが同国内の重要インフラ施設が対象となる可能性があると警告した。
ウクライナ軍参謀本部がフェイスブック・アカウントに緊急呼びかけ動画を掲載した。
ウクライナ軍は、「ロシア連邦の特殊機関があなた方の国土にて、挑発を準備している。アストラヴェツ原発をはじめとする、重要インフラ施設が彼らのテロの対象となり得る」と指摘した。
さらに軍は、ロシアは「あらゆる手段でもって」ウクライナとの戦争にベラルーシを引き摺り込もうとしていると警告した。
その上で、軍は、ベラルーシの人々に対して、ベラルーシ領から外国に対する武力侵略を排除することを定めた同国憲法第18条を遵守するよう要求し、重要インフラ施設の近くでの怪しい人物や車両の動きに注意して、法執行機関にそれを報告するよう要請し、もしベラルーシ政権から反応がなければ、国際社会に対して、あらゆる手段で報告するよう呼びかけた。
また、「ウクライナは、あなた方の国を、ましてやあなた方民を敵だとは思っていない。(中略)私たちは、ベラルーシ領にて一切の攻撃的行動の実施を行うつもりも計画も有していない。これがウクライナの公式の立場だ。現在、多くのことが一人一人の人にかかっている。私たちは、あなた方の注意深さと状況理解に期待している」と伝えた。