ウクライナ大統領府、ウクライナ軍人の死者数に言及

ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は1日、2月24日以降のロシアとの全面的戦争の開始以降、ウクライナ軍の戦死者数は1万人から1万3000人だと発言した。

ポドリャク大統領府長官顧問が24局番組出演時に発言した

ポドリャク氏は、「私たちには、参謀本部の公式評価、最高司令官が話している公式評価がある。その私たちの評価は、1万から1万2500〜1万3000人の死者数である。つまり、私たちは、死者数についてオープンに話している」と発言した。

これに先立ち、11月30日、フォンデアライエン欧州委員会委員長が、「ロシアの対ウクライナ侵攻は、死、破壊、形容し得ない苦しみ」をもたらしたと発言していた。その際同氏は、ウクライナでは「2万人以上の民間人と10万人の軍人が亡くなった」と発言していた。他方で、欧州委員会は、同数字は誤っていたとして、同情報を削除している。

また、米国のミリー統合参謀本部議長は11月9日、ロシア軍の対ウクライナ戦争における死者と負傷者を合わせた数は10万人以上だと発表した。同時に同氏は、ウクライナ軍も同等の損耗数が出ている可能性があるとも指摘していた。