「困難な時はまだ少し続くが、ロシアの敗北は決まったこと」=ウクライナ軍インテリジェンストップ
ウクライナ軍情報総局のブダーノウ局長は6日、ロシアの戦場での敗北はすでに決まったことであり、しかし、ウクライナ人にとってはまだ一定の間苦しい時が続くだろうと発言した。
ブダーノウ情報総局局長がウクライナのテレビ番組出演時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ブダーノウ氏は、「敗北は既に顔に出ている。全て出てきている。もう少し困難な時期が続くが、ロシアの敗北はもう決まったことだ。彼らは自身、それを大変よく理解している」と発言した。
同氏はまた、「まだ一定の時間苦しいだろうが、しかし全体ではそれが何かを変えることはない」との見方を示した。
その他同氏は、過去数か月、クレムリンのプロパガンダのレトリックが著しく変わったとし、またロシアのテレビ番組には軍幹部への批判がより多く聞かれるようになっていると指摘した。
同時に同氏は、ロシアから期待すべきでないことは「抗議の機運」だとしつつ、他方で政権交代の話はすでに聞こえ始めているとも述べ、「次はどのグループはやってくるか(編集注:政権を取るか)」という議論は行われていると伝えた。
ただし同氏は、「ロシア人が何千人も通りに出てくるのを待っても、そのようなものは生じない。ロシアはそういう国ではない。あそこは異なるのだ」との見方を示した。