ロシアがウクライナから追放した住民は約200万人=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は、ロシアによってウクライナ領から強制的に連れ出された人々の数に関する数字には様々なものがあるが、およそ200万人のウクライナ国民が追放されたと考えていると発言した。
ゼレンシキー大統領がフランスのTF1局とLCI局へのインタビュー時に発言した。
ゼレンシキー氏は、「様々な数字がある。子供の追放は、5万人という数から、名前あるいは苗字の確認された最大20万人という数もある。あるいは、他の捜査のデータで、女性、子供、高齢者、最大数百万人というのもある。私たちは、概して、最大200万人が追放された、子供が大きな割合を占めている、と考えている。多くの子供が人質に取られている」と発言した。
同氏はまた、被占領下エネルホダルでは、ザポリッジャ原子力発電所の職員が、彼らの子供たちをロシアのキャンプに「休暇のため」だとして連れて行かれ、それにより脅迫を受けており、占領者との協力の強要や、ウクライナ国籍証明書をロシアのものと交換することの要求を受けていると指摘した。
同氏は、「それは、追放だったのか、人質だったのか。それはテロリズムである」と強調した。
加えて同氏は、占領地に残った様々なウクライナ企業について、類似の事例は多くあると補足した。