「ロシアは条件を指示できない」=米国、ウクライナへのパトリオット脅威に関する露の脅迫にコメント

米国のカービー国家安全保障会議(NSC)戦略広報調整官は20日、米国がロシアによるウクライナへの防空システム「パトリオット」を含む、防衛装備の提供に関連する脅迫に注意を向けることはないと述べ、またロシアはこの戦争における侵略国なのであり、同国が条件を指示することはできないと強調した。

カービーNSC戦略広報調整官が電話記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

カービー氏は、「ロシアは私たちがウクライナに提供している防衛支援にとっての条件を指示することはできない」と述べ、ロシアはこの戦争における侵略国なのだと強調した。

またカービー氏は、米国は紛争のエスカレーションに引き続き懸念しており、エスカレーションもまたウクライナの人々の利益に適わないことだと指摘した。同時に同氏は、米国は、現在ロシアと西側の間で戦争が起きているとは思っておらず、プーチンの述べていることは「事実ではない」と発言した。

ゼレンシキー宇大統領は、21日に米国を訪問する。20日、米ホワイトハウスの高官は、米国による総額約20億ドルの新しい対ウクライナ安全保障支援には、防空システム「パトリオット」が含められることを認めた