露軍のヘルソン砲撃の死者数、10名に増加

24日のロシア軍のウクライナ南部ヘルソンへの砲撃による住民死者数は10名、負傷者数は55名に上った。

ヤヌシェヴィチ・ヘルソン秋軍行政府長官がテレビ番組で伝えた。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ヤヌシェヴィチ氏は、「現時点で、私たちのところの負傷者は55名だ。さらに、市の中心部の砲撃で10名が死んだ。負傷者の内18名が重傷だ。幸いなことに、子供は被害を受けていない」と発言した。

同氏はまた、砲撃の結果、赤十字通りの瓦礫の下に人が閉じ込められており、救助隊が活動を続けていると伝えた。

さらに同氏は、ロシア軍の攻撃は多連装ロケットシステム「グラート」で行われたと伝えた。また、隣接するアントニウカ町に対して、ロシア軍は焼夷弾で攻撃を行ったと述べた。

その他同氏は、住民に対して、負傷者のために献血を行うように呼びかけた。

これに先立ち、24日朝、ロシア軍は、ヘルソン市中心部に対して砲撃を行っていた

ゼレンシキー宇大統領は、同攻撃につき、「テロ国家は、『ルスキー・ミール(ロシアの世界)』を民間人砲撃の形で届け続けている。ヘルソンの土曜の朝、クリスマスイブ、町の中心部のことだ。それは軍事施設ではない。これはルールに従った戦争ではない。これはテロだ。これは脅迫と満足のための殺人だ」と発言している。