ウクライナ大使、トルコによるクラスター弾提供の報道を否定
ボドナール駐トルコ・ウクライナ大使は11日、トルコがウクライナに対してクラスター弾を提供しているとする情報を否定し、それはトルコとウクライナの関係を弱体化させることを目的としたものだと指摘した。
ボドナール大使によるフィナンシャル・タイムズの報道についてのコメントをトルコ国営アナドル通信が報じた。
ボドナール大使は、「その主張は誤っており、私はそれを完全に否定する。それは、心理的武器、情報的武器として作られた報道であり、トルコとウクライナの関係を弱体化させ、ウクライナとトルコの世界での否定的イメージを作り出すことを目的としたものだ」と発言した。
同氏はまた、国際法はクラスター弾を禁止していると述べ、ウクライナはロシアとの戦争において、国際法の要件を履行していると強調した(編集注:発言ママ。クラスター弾に関する条約(オスロ条約)には、ウクライナは署名していない)。
そして同氏は、類似の報道は、トルコとウクライナを対象として、ロシアのプロパガンダの一部だと主張した。
これに先立ち、フォーリン・ポリシー誌は、昨年末にトルコが秘密裏にウクライナに対して冷戦時代のクラスター弾を提供し始めたと伝えていた。