英国防省、ロシアのウクライナ侵攻総司令官交代に言及
英国防省は、11日のロシア国防省がウクライナ侵攻の総司令官をこれまでのスロヴィキン氏からゲラシモフ参謀総長に交代したことにつき、戦争遂行のアプローチへの「著しい変化」を示すものだと指摘した。
英国防省が情報機関の報告をツイッター・アカウントに掲載した。
発表には、「この参謀総長を総司令官に任命することは、ロシアが直面している状況の深刻さが増していることの指標であり、作戦がロシアの戦略的目的と合致していないことを明確に示すものである」と書かれている。
また、今回の動きは、これまでゲラシモフを非難してきたロシアの極右や軍事ブロガーのコミュニティーの大きな不満をもたらすだろうと指摘されている。
これに先立ち、11日、ロシア国防省は、ウクライナ侵攻を指揮する統一部隊司令官にゲラシモフ参謀総長を任命したと発表していた。またこれまで副司令官だったスロヴィキン氏は副司令官に降格されている。