「ソレダールにて戦闘は続いている。それ以外は全て未確認情報」=マリャル宇国防次官

ウクライナのマリャル国防次官は15日、ウクライナ東部ドネツィク州ソレダールの戦況をはじめ、前線の状況につき確認されていない情報を拡散しないように呼びかけた。

マリャル次官がフェイスブック・アカウントに書き込んだ

マリャル氏は、現在ソレダールを巡る戦いへと高い関心が集まっており、その関心を利用して「人気やお金を何とか稼ごうとしている」人々が多くいると指摘した。

その点で同氏は、ウクライナの防衛戦力の移動や配置に関する情報の公開は、それが参謀本部、国防省、その他権限のある機関以外によって公開されたのでなければ、刑法典第114−2条で定められた犯罪に該当すると喚起した。

ソレダールの状況につき、マリャル氏は、参謀本部の報告を参照し、「過去24時間、ウクライナの防衛戦力は、ルハンシク州マキーウカ、ビロホリウカ及びヴェルフニョカムヤンシケ、ドネツィク州スピルネ、ビロホリウカ、シリ、ソレダール、バフムート、クリシチーウカ、ノヴォバフムチウカ、クラスノホリウカ、ヴォージャネ、マヨルシク、マルインカにて占領軍の襲撃を撃退した。バフムート方面では、20以上の自治体にて私たちの部隊が陣地を砲撃された。特に、スピルネ、クラスナ・ホラ、クリシチーウカ、イヴァノ=ダルイウカ、ソレダール、バフムート、ドルジュバ、ピウニチュネだ」と伝えた。

そして同氏は、「簡易な言葉で言えば、戦闘が続いている、ということだ。それ以外は全て、未確認情報、許可されていない情報、前線の全体の状況についての知識のない情報(なぜならそれは国家機密だからだ)ということだ」と書き込んだ。

さらに同氏は、情報発信の権限のある人物は、最新の状況のみでなく、ウクライナ側の計画も考慮した上で情報が公開されていると指摘した。