ロシア軍、ウクライナ7地域を砲撃=各地被害

ウクライナへの侵略を11か月にわたり続けているロシア軍は、過去24時間で、ウクライナの7州に対して攻撃を行った。

各州軍行政府の23日9時時点の情報にもとづく報告書の概要以下のとおり。

スーミ州(北部):23日未明、敵はズノブ=ノウホロツィケ共同体を砲撃。同日朝、ロシア軍は、ノヴァ・スロボダ共同体を砲撃。村議会、文化会館、使われていない2階建ての店、高圧電線が損傷。22日、ノヴァ・スロボダでは、敵が3回砲撃を行った。シャリヒネ共同体では、砲撃1回。破壊・犠牲者なし。

ザポリッジャ州(南部):過去24時間、ロシア軍は、フリャイポレ、チャリウネ、マラ・シェルバキ、カムヤンシケ、ステポヴェ、コミシュヴァハ、オリヒウ、ノヴォダニリウカ、ノヴォアンドリーウカ、マラ・トクマチュカ、ビロヒルヤ、オリヒウシケ、マリニウカ、プレオブリャジェンカ、ステプノヒルシク、マリ・シチェルバキ、プラウニ、ザリチュネの民間インフラを砲撃。41件の住宅・インフラ施設損傷の通報があった。

ドニプロペトロウシク州(南部):23日未明、ロシア軍は、ニコポリ地区のミロヴェ共同体とマルハネツ共同体を多連装ロケットシステム「グラート」「ウラガン」で砲撃。犠牲者なし。

ハルキウ州(東部):スロボダ方面では、迫撃砲と榴弾砲にて、ヴェテリナルネ、ストリレチャ、ゼレーネ、ピリナ、ヴォウチャンシク、ノヴォムリンシク、スタリツャ、ドヴォリチュナを砲撃。クプヤンシク方面では、敵は、ペトロパウリウカ、タバイウカ、シニキウカ、クロフマリネ、クプヤンシクを砲撃。ゾロチウ共同体のペトリウカでは、砲撃により67歳の女性が死亡。ロシア軍は、フルイウ・コザチョクの墓地を砲撃。ヴォウチャンシクでは、多連装ロケットシステム砲弾が民家に着弾。49歳男性が負傷。クプヤンシクでは、敵の砲撃により民家中庭に被害。また5階立て集合住宅に着弾あり。ハルキウ地区ピソチンでは、S-300のミサイルが経済施設に着弾。

ルハンシク州(東部):過去24時間、ステリマヒウカとノヴォセリウシケの近郊で敵の襲撃を撃退。リマン方面では、マキーウカ、プロシチャンカ、チェルヴォノポピウカ、セレブリャンシケ、クジミネに砲撃あり。

ドネツィク州(東部):敵は、23日未明、アウジーウカに大規模砲撃実施。市の中心部に着弾あり。また、旧市街と中央部分への無差別砲撃あり。23日朝から、ロシア軍は、グラートにて砲撃。駐車場と公共企業に着弾。同市の防衛戦沿いではほぼ夜中中砲撃があった。バフムートとソレダールの近くで激しい戦闘が継続。22日夜、チャシウ・ヤルへの砲撃あり。集合住宅が損傷。過去24時間、ノヴォバフムチウカ、オレクサンドロピリで襲撃あり。23日未明、オチェレティネ共同体の戦闘ライン沿いで陣地への砲撃あり。ドネツィク州では、民間人負傷者4名。

ヘルソン州(南部):過去24時間、多連装ロケットシステムと榴弾砲により、ドゥドチャニ、ハウリリウカ、インフレツ、モナスティルシケ、アントニウカ、ベレホヴェ、ヤンタルネ、ヘルソンが砲撃された。ヘルソン州の解放された地域では、ロシアの攻撃により、3名が負傷、内1名は17歳女性。