ロシアの主な攻勢先はバフムート=ウクライナ軍

ウクライナ軍東部戦力のチェレヴァティー報道官は15日、ロシア軍は現在の攻勢において最大の注意を東部ドネツィク州バフムートへと向けていると指摘した。

チェレヴァティー氏がエスプレソ局出演時に発言した

チェレヴァティー氏は、「バフムートは東部戦線における敵の主要な攻勢先だ。敵はここに努力を集中しており、兵力を顧みずに(防衛線を)突破しようとしている。バフムートは、ウクライナ軍の不屈、士気、技巧の象徴だ」と発言した。

また同氏は、バフムート方面では、ウクライナの軍、国境警備隊、国家警護隊の部隊が課題を遂行していると指摘した。

同氏は、「過去24時間では、敵が119人殲滅され、163人が様々な程度の傷を負った。103の砲撃、25の衝突が生じたそして、それは敵の損耗における最大の結果ではない。数日間連続で200人以上の敵が殲滅されている。バフムートは、敵が自らの攻勢によって最大の注意を向けている町である」と発言した。

これに先立ち、ウクライナ軍の領土防衛大隊の将校を務めるコズロウシキー氏は、ウクルインフォルムへのイタンビューの際に、バフムートを巡る現在の情勢について「状況は困難だ。現時点でバフムート氏は、3方向から、『半包囲』されている」「戦闘は各1メートルを巡って生じている。敵が1週間かけて300メートル進もうとすることもある。私たちは、敵の前進を見ているが、しかしそれはそれほど意味のあるものではない。もし、防衛が破綻せず、兵の誰かが勝手に自分の地点から撤退するようなことがなければ、私たちはまだしばらく町を維持できる。ご存知のとおり、誰も撤退しようとは思っていない」と発言していた