ウクライナ軍、ロシア側に銃殺された軍人の情報を訂正
ウクライナ軍領土防衛部隊の地域局「ピウニチ(北)」は、「ウクライナに栄光あれ」と述べた直後にロシア側に銃殺されたウクライナ軍人は、同部隊所属のオレクサンドル・マツィイェウシキー氏だとし、これまでの暫定発表を訂正した。
「ピウニチ」がフェイスブック・アカウントで伝えた。
発表には、「2023年3月6日、ロシアの戦争犯罪の新しい証拠がインターネット上に公開された。ウクライナ全土がウクライナの戦士の処刑を目にした。彼は、チェルニヒウ州領土防衛部隊の第119独立旅団第163大隊の軍人である。オレクサンドル・マツィイェウシキー氏の英雄的な死の動画は一日中拡散され、誰も無関心ではいられなかった」と書かれている。
さらにピウニチは、殺害されたマツィイェウシキー氏は、2022年12月30日に東部ソレダールの近郊で他4名の軍人とともに、数で勝る敵と戦闘を行っていたが、同日12時頃に同氏との連絡が途絶えたと伝えた。5名がいた場所への増援は、敵の激しい砲撃・銃撃によりできなかったという。
発表にはまた、「私たちは、その戦いの詳細を完全には知らない。誰がどのように死んだのかは不明であるし、オレクサンドルがどのように拘束されたのかも不明であり、残念ながら目撃者は残っていない。皆亡くなったか、行方不明だ。動画に関しては、オレクサンドルの母と、彼の息子のミハイロと、彼の部隊の軍人がその映像で彼であることを確認した」と伝えた。
加えて、それからしばらくして、その戦いで戦死した軍人の遺体の交換が行われ、遺体はウクライナ側に返還されており、2023年2月14日にチェルニヒウ州ニジンにてマツィイェウシキー氏の葬儀を行うことができていると報告した。
これに先立ち、3月7日、ウクライナ陸軍は、暫定情報として、銃殺されたウクライナ軍人は、第30機械化旅団のティモフィー・シャドゥラ氏だと伝えていた。
6日、ソーシャルメディアにて、捕虜と見られる無防備・無抵抗のウクライナ軍人が「ウクライナに栄光あれ」と述べた直後にロシア占領者により銃殺される動画が拡散されていた。