ウクライナは反転攻勢を始めたばかり 結果を出すための物は提供されている=ブリンケン米国務長官

米国のブリンケン国務長官は28日、ウクライナ軍の反転攻勢の現状は初期段階にあるプロセスであると指摘した上で、ウクライナ側は成果を達成するのに必要な全ての物が提供されていると指摘した。

ブリンケン長官がMSNBCへのインタビュー時に発言した

ブリンケン氏は、「まず、反転攻勢は初期にあり、ウクライナ国防相が最近、思うに昨日、彼らはまだ自戦力の主要部分を投入させると述べたことをあなたは聞いたであろう」と指摘した。

また同氏は、ロシア軍は何か月にもわたり防衛を強化してきたことを指摘し、同時にウクライナ側は西側諸国からそれを克服するだけの支援を受けてきたと発言した。

同氏は、「昨日にも私たちは対ウクライナ追加支援を発表した。そこは彼らが成功するために必要な物がある」と強調した。

その他同氏は、ロシアの傭兵集団「ヴァグネル」の反乱に関連して、ヴァグネル傭兵がもはやウクライナの前線にはいないこと、ロシア政権内で国内の分断に注意が割かれていることは、ウクライナに利するものだと指摘した。

その際同氏は、ロシアは自国民を自作の「肉挽き機」へと文字通り投げ込んでいるが、それは効果を生んでいるとも述べた。

その他同氏は、ウクライナは機会を得ているものの、反転攻勢に関して主な出来事が生じるのは、今後数週間、数か月のこととなるだろうと指摘した。