ロシア軍はウクライナの東部と南部に予備戦力を集結、激しい戦闘が続く=宇国防省
ウクライナのマリャル国防次官は3日、ロシア軍はウクライナ東部バフムート方面に空挺襲撃連隊2個を投入、また南部にも予備戦力を集結させていると報告した。
マリャル次官がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。
マリャル氏は、「(東部)バフムート方面については、過去二日間、敵は空挺強襲連隊2個を投入し、能力を強化している。対立は非常に激しいものだ」と伝えた。
また同氏は、南部ではウクライナ軍は敵の敷き詰められた地雷や遠隔設置地雷と対峙しているとし、さらに「敵は南部にてまた強力な予備戦力を集結させている」とも報告した。
同時に同氏は、先週東部では、ウクライナ戦力が複数方面、主にバフムート方面、にて攻勢をかけ、戦術的成果をあげたと伝えた。
さらに同氏は、ベルヒウカとクリシチウカにて現在まで戦闘が続いており、バフムート北方側面でも激しい戦闘が生じていると伝え、南部では戦術的成果があり、一定の前進があったと報告した。
同時に同氏は、「しかし、敵が非常に強力な抵抗をしているとは言わねばならない。私たちの軍が向き合っているのは、非常に激しい対峙である。敵が前に進めず、私たちはそれでも前進しているというのは、専門性、勇敢さ、私たちの軍人の力をのみ物語るものだ」と発言した。
また同氏は、先週末ロシアはさらにスヴァトヴェ方面でも攻勢を仕掛け、それはリマン方面へと突破しようとしていると伝えた。戦闘は、およそネウシケ、ジブロヴェ、ビロホリウカで展開しているが、ロシア軍は計画を実現できていないし、それはマルインカやアウジーウカでも同様だと指摘した。
同氏は、南部ではウクライナ軍はメリトポリ方面とベルジャンシク方面にて前進していると報告した。
そして同氏は、「『激しい戦闘』という言葉で、先週の南部と東部の全ての状況を形容できる」と補足した。