ロシア軍はウクライナ北部国境の砲撃を強化=宇国防省
ウクライナのマリャル国防次官は4日、同国北部国境でのロシア軍の砲撃が強まっていると伝え、それはウクライナの戦力を同地に止まらせるためだと指摘した。
マリャル国防次官がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。
マリャル氏は、「私たちは北方国境を、ベラルーシとの国境とロシアとの国境に分けている。それらの状況は若干異なる。私たちの戦力をそこに集結させて、私たちがそれらの部隊を他の方面で使えないようにさせる、という目的で、どちらからも断続的に砲撃が行われているという点では同じである。ロシア人はそのような戦術を選んでいる」と伝えた。
また同氏は、ロシアとの国境では、常に一定の数の部隊が駐留しているとし、ベラルーシでは軍の訓練が恒常的に続いており、ロシア軍部隊はそこで再生していると指摘した。
その上で同氏は、「(ウクライナ側の)北部国境は確かに強化されており、私たちはそこでウクライナ軍、国境警備隊、国家警護隊が共同で訓練を行っていることを繰り返し報告してきた。そこは、著しく防衛が強化されている。(編集注:2022年)2月で生じたようなことは、今や不可能だ。あらゆることに備えておくことが重要であり、私たちは備えている」と発言した。