ロシア軍は現在電力施設ではなく別の目標を攻撃している=ウクライナ軍
更新
ウクライナ軍参謀本部総作戦局のフロモウ副局長は、ロシア軍はミサイル・無人機攻撃の優先的標的を変えており、電力インフラ施設への集中的攻撃を止めていると指摘した。
フロモウ副局長がウクルインフォルムへのインタビュー時に発言した(リンク先はウクライナ語)。
フロモウ氏は、「敵の戦術航空、陸軍航空が被った損耗にもかかわらず、敵は、攻撃の間隔を短くし、攻撃数を小さくした上での民間人へのミサイル攻撃戦術の運用を続けている。おそらく、私たちの防空システムへ負荷をかけることを目的に、敵は、ミサイルと攻撃型無人機を組み合わせている」と発言した。
同時に同氏は、ロシア軍は電力インフラ施設に対する努力の集中を止めているとし(ただし、完全に止めたわけではなく、しばしば変電所に対する攻撃は見られるという)、標的の優先度を変えていると指摘した。その際同氏は、「現在敵は、石油施設、天然ガス採掘産業施設、ウクライナ軍の兵力・装備品のあり得る集積地、さらに政府庁舎を攻撃使用としており、自爆型無人機『シャヘド136』と各種ミサイルを使用している」と伝えた。
修正(5日17時42分):「敵の戦術的軍事追う空気が被った損耗」→「敵の戦術航空、陸軍航空が被った損耗」