「私たちは自国領土を決して明け渡さない。たとえ老人一人の住む一村であろうとも」=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は12日、ウクライナは自国領土を決して明け渡さないし、領土を何らかの地位との引き換えの対象と見なすこともないと発言した。
ゼレンシキー大統領がビルニュスでの記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
記者から、西側諸国の政府の一部はウクライナのNATO加盟をロシアとの協議に用いる、というシナリオを用意しているか、と尋ねると、ゼレンシキー氏は、「私たちは、どのような領土であろうと、どのような地位とも交換することは絶対にない。たとえそれが一村であろうとも、そこに住むのが1人の老人であろうともだ。私たちは、自国領土を明け渡さないし、領土を凍結された紛争にすることも絶対にない。それは決して生じない」と答えた。
ゼレンシキー氏はまた、自身のその立場をパートナー国は知っているとも指摘した。
写真:大統領府