供与されたクラスター弾は戦況を変える=ウクライナ軍報道官
ウクライナの南部方面防衛戦力のシェルシェン報道官は、米国から供与されたクラスター弾はウクライナ軍にとって有利な形で前線の状況を変えることになると発言した。また、同弾は、ウクライナ領内のロシア軍が集まっている地点でのみ使用されていくとも伝えた。
シェルシェン報道官がラジオ・リバティの番組出演時に発言した。
シェルシェン氏は、「それはロシア占領軍のやる気をさらに削ぎ、状況をウクライナ防衛戦力の有利な方向に著しく変えることになる」と発言した。
また同氏は、クラスター弾をウクライナ領内で使用した後は、使用場所の記録を行い、追加的に不発弾処理が行われていくと説明した。さらに同氏は、「クラスター弾は、ロシア軍人の集積している地点にのみ使用される。敵の防衛の突破のためだ」と発言した。
加えて同氏は、タルナウシキー作戦戦略部隊集団「タウリヤ」指揮官がウクライナ軍はクラスター弾をすでに受け取ったことを認めつつ、いくつかの「重要な指摘」を行ったと伝えた。
シェルシェン氏は、「指揮官は、クラスター弾は法の枠内に厳格に従って、私たちの領土の脱占領のためだけに使用される。この弾薬はロシア領内では使われないし、私たちは、町や人口密集地でクラスター弾は使わない」と強調した。
これに先立ち、13日、タルナウシキー作戦戦略部隊集団「タウリヤ」指揮官は、米国が供与するクラスター弾がすでに到着した、ただしまだ使用していないと発言していた。
写真:ウクライナ軍参謀本部