ザルジュニー宇軍総司令官、クリミア脱占領につき「手段を手に入れ次第、行動する」
ウクライナ軍のザルジュニー総司令官は、ロシアに2014年から占領されているクリミアの解放につき、手段を手に入れ次第、何かしら行動すると発言した。
ザルジュニー総司令官が米ワシントンポスト紙へのインタビュー時に発言した。
ザルジュニー氏は、「手段を手に入れ次第、私は何かを行う。関係ない。誰も私を止められない」と発言した。
また、ワシントンポストはその際、西側の高官の中には、クリミア奪還戦が始まった場合のプーチン露大統領の反応を恐れている者もいるが、他方で、ザルジュニー氏はクリミア解放の意向を臆さずに口にしたと伝えた。
さらにザルジュニー氏は、インタビュー時に、パートナー国はあらゆる力でウクライナの需要を満たそうとしているが、それでもウクライナはより多くの弾薬を必要としていると発言した。
同氏は、「ウクライナがロシアの戦力を抑えながらの攻撃が多ければ多いほど、ウクライナの損耗はより少なくなるのだ」と指摘した。
これに先立ち、7月、ウクライナのゼレンシキー大統領は、ウクライナ軍がクリミアに到達したら、協議を求めてくるだろうとの見方を示していた。
その他、ゼレンシキー大統領は、ウクライナはクリミアの脱占領を目標としており、それが実現して初めて戦争が終了したことになるのであり、クリミアなき「平和」は勝利ではないとの見方も示していた。
6月20日、クリミア自治共和国ウクライナ大統領代表部は、クリミアが解放された後に実施される10の基本方策を発表している。
写真:大統領府