ウクライナ保安庁、クリミア橋の爆発について「詳細は全て勝利の後で」

ウクライナ保安庁(SBU)は、17日未明のクリミア橋での爆発について、詳細は全て勝利の後に明かされると伝えた。

デフチャレンコSBU報道官がウクルインフォルムにコメントした。

デフチャレンコ氏は、「報道機関からのクリミア橋の新たな事件に関する多数の問い合わせを考慮して、私たちは、SBUは『木綿』(編集注:爆発の隠語)組織に関するあらゆる詳細を私たちの勝利の後に必ず明かすと伝える。今は私たちは、プーチン政権の象徴の1つがまたしても戦争の負荷に耐えられない様を関心を持って観察しているところだ」と伝えた。

同時に同氏は、マリュクSBU長官が過去のインタビューにて、国際法の規範、情勢分析、戦争遂行の伝統からして、敵の兵站ルートの分断は認められていると述べていたことを喚起した。クリミア橋は現在、ロシア軍の兵站の1つとして使われている。

これに先立ち、17日未明4時頃(ウクライナ時間)、クリミア橋で複数の爆発が生じ、一部(1スパン)が破壊されていた。少なくとも死者2名、負傷者1名が出たとも言われている。クリミア橋の通行は止められており、橋の前には大渋滞が生じているという。