シルシキー・ウクライナ陸軍司令官、東部前線を視察

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ウクライナ国防省は17日、シルシキー陸軍司令官が東部方面を視察したと報告した。

ウクライナ国防省がテレグラム・チャンネルにて伝えた

発表によれば、シルシキー氏は、「東部方面の最新情勢は引き続き困難だ。敵は、バフムート方面の私たちの部隊の攻勢を止めるべく、同方面に追加戦力・機材を投入しており、その一部は空挺軍である」と発言した。

同氏はまた、ロシア軍はクプヤンシク方面にて攻勢に転じ、クプヤンシク方面のウクライナ軍を倒して、さらに進軍することを目的としていると伝えた。

その上で同氏は、このような困難な状況下で、計画を修正し、問題を現場で解決するために、旅団の陣地を訪れ、指揮官と会ったと報告した。

加えて同氏は、指揮官とともにリマン方面の情勢を安定させるための必要な決定を全て採択したと伝えた。

その他、同日、マリャル宇国防次官は、テレビ番組「統一ニュース」出演時に、ロシア軍がクプヤンシク方面で攻勢を活発化したと報告した。

マリャル氏は、「ロシア人にとって東部は、攻勢の基本方面であり、彼らは1月から、ドネツィク州の州境到達のためにそこに集まっている。アウジーウカ、マルインカ、バフムート、リマン、これが彼らが動いてきた4つの基本方面である。ここに現在クプヤンシク方面が加わった。彼らは失った陣地を取り戻したがっており、そこでもう1つの標的を追っているのだ」と発言した。

また同氏は、ロシア軍の課題はウクライナのバフムート方面での進軍を止めることだとも指摘した。

同時に同氏は、ウクライナ側は同方面で、毎日徐々にではあるが確実に前進していると発言した。

同氏は、クプヤンシク方面では、土曜日から敵の活発な進軍が続いており、ロシア人はウクライナの防衛を突破したがっていると喚起した。また、敵は成功していないが、情勢は非常に困難だと強調した。