ロシア、ウクライナの港へ向かう全ての船を潜在的軍用貨物運搬船とみなすと発表
ロシア国防省は19日、今後黒海にてウクライナの港へ向かう全ての船を潜在的な軍用貨物運搬船とみなすと発表した。
ロシア国防省がテレグラム・チャンネルで伝えた。
発表には、「『黒海イニシアティブ』の終了と海洋人道回廊廃止に伴い、2023年7月20日0時0分(モスクワ時間)から、黒海海上をウクライナの港へ向かう全ての船舶を潜在的軍用貨物運搬船とみなしていく」と書かれている。
さらに露国防省は、したがって、そのような船舶の旗国は、「キーウ政権側」で紛争に関与しているとみなされると訴えた。
その他、ロシアは、黒海の国際水域の北西部と南東部の一部海域は、一時的に航行の危険があると宣言し、船舶への安全の保証の撤回に関する警告は定められた手続きによって発出されたと伝えた。
これに先立ち、7月17日、ロシアは、2022年7月22日にイスタンブルにて締結された黒海穀物回廊の効力を停止すると発表していた。
ゼレンシキー宇大統領は、これに対して、黒海穀物イニシアティブはロシアの参加抜きでも機能させられると発言していた。
写真:ウクライナ・インフラ省