ミコライウへのミサイル攻撃 瓦礫の下から住民遺体発見 ゼレンシキー氏は哀悼
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20日未明のロシア軍によるミサイル攻撃を受けたウクライナ南部ミコライウでは、瓦礫の下から住民1名の遺体が見つかった。
国家非常事態庁ミコライウ州総局のパッツュク広報官がウクルインフォルムの記者に伝えた。
パツュク氏は、「救助隊員が瓦礫の下から男性の遺体を引き出した。現在、もう1名を探している」と伝えた。
ウクライナのゼレンシキー大統領は、フェイスブック・アカウントにて、同日未明のオデーサとミコライウへのミサイル着弾現場の動画と犠牲者親族への哀悼メッセージを公開した。
ゼレンシキー氏は、「オデーサ。ミコライウ。ロシアテロリストは、私たちの国の生活を破壊しようとし続けている。残念ながら、負傷者、死者がいる…。家族や近親者に哀悼を表明する」と伝えた。
同氏はまた、ウクライナの人々の命を守り、互いに支え合い、勝利するという意志よりも強いミサイルはロシアには存在しないとも述べ、「皆が一緒になってこの恐ろしい時を乗り切るのだ。そして、ロシアの悪の攻撃に耐える」と強調した。
これに先立ち、ウクライナへの侵略を続けるロシア軍は、前日に続き20日未明も同国南部を攻撃していた。ミコライウではミサイル着弾で19名が負傷したことが判明、オデーサでも4名が負傷している。