ロシア軍、ウクライナ中部・北部を自爆型無人機で攻撃
ウクライナへの侵略戦争を続けるロシア軍は、25日未明もウクライナの中部・北部を自爆型無人機で攻撃した。
中部チェルカーシ州のタブレツ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、同州では同日未明3機の無人機が着弾したと報告した。
タブレツ氏は、「敵は私たちのチェルカーシ州を自爆型無人機で攻撃した。3つの着弾があった。2機の『シャヘド』は平原へ、もう1機は空の農業倉庫に着弾した」とと伝えた。犠牲者や火災は発生していないという。
中部ジトーミル州のブネチュコ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、同州のインフラ施設に自爆型無人機の着弾があったと伝えた。
ブネチュコ氏は、「今日、敵は再びジトーミル州を自爆型無人機で攻撃した。暫定情報では、『シャヘド』攻撃によりインフラ施設が被害を受けた」と報告した。犠牲者や被害規模については確認中だという。
中部キーウ州のクラウチェンコ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、同日未明同州では空襲警報が3.5時間続いたが、敵の無人機は全て撃墜されたと発表した。
クラウチェンコ氏は、「ロシア人のキーウ州へのさらなる攻撃だ! 昨夜は不穏だった。ロシア占領者は再び同州を『シャヘド』で攻撃した。警報は3.5時間以上続いた」としつつ、これら敵の攻撃は防空システムにより全て撃墜されたと報告した。
同氏はまた、州内には着弾、犠牲者は確認されておらず、最新情報では、破片の落下もキーウ州自治体内にはないと伝えた。また破片落下により平原に火災が発生した地点はあるという。
中部ポルタヴァ州のルニン州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、同州上空にて、防空部隊が敵無人機1機を撃墜したと報告した。
北部スーミ州軍行政府は、テレグラム・チャンネルにて、25日夜間と朝、州内4つの共同体が砲撃を受けた他、無人機も撃墜したと報告した。
発表には、「夜間と朝方、敵は5回砲撃を行い、爆発が41件確認された。砲撃は、5つの領域共同体の4つの自治体に被害を出した。クラスノピッリャ共同体、ビロピッリャ共同体、セレディノ=ブダ共同体、シャリヒネ共同体である」と書かれている。
敵の砲撃は、榴弾砲、迫撃砲、機関銃で行われたという。暫定情報では、犠牲者、民間インフラ破壊ともに出ていないとのこと。
また未明、スーミ州上空で自爆型無人機「シャヘド」1機が撃墜されたと報告された。
24日には、敵はスーミ州を24回砲撃。101件爆発が確認されたと書かれている。
その他、東部ドネツィク州のキリレンコ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、24日に同州コスチャンティニウカが砲撃を受け、10歳の男児を含む2名の市民が死亡したと報告した。
キリレンコ氏は、「7時時点の確認された情報によれば、昨日のコスチャンティニウカ砲撃の際に、死亡したのは2名(その内、10歳の男児を含む。彼は致死の怪我を負っていた)、負傷7名(その内、4名が自動で、5歳、11歳、12歳の女児と12歳の男児だ)」と伝えた。
南部ドニプロペトロウシク州のリサク州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍は25日未明、同州ニコポリ地区を2回砲撃したと報告した。
リサク氏は、「敵は未明に2回ニコポリ地区ミロヴェ共同体を砲撃した。重火器にて5弾砲弾を発射した」とし、これにより民家2軒、経済施設3軒が損傷、また自動車と電線にも被害が出たと伝えた。犠牲者は出ていないとのこと。