ロシア軍、ウクライナ南部オデーサ州をミサイル・無人機で攻撃 全弾撃墜も破片で被害
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、14日未明に同国南部オデーサ州を3回にわたり攻撃。合計で15機の自爆型無人機と8弾のミサイル「カリブル」を発射したが、ウクライナの防空戦力が全て撃墜した。
ウクライナ軍南部司令部「ピウデン」がテレグラム・チャンネルで報告した。
発表には、「敵は未明にオデーサ州を3回攻撃した。自爆型無人機合計15機により2回、また8弾の海上発射型ミサイル『カリブル』8弾を使用した。防空戦力は全ての攻撃を撃退した」と書かれている。
同時に、オデーサ中心部へと発射され、撃墜されたミサイルの破片により、教育施設の寮とスーパーマーケットが損傷したという。
また爆風にて、複数の建物の窓とバルコニーが破壊され、近隣に停められていた自動車も損傷したと報告された。
動画:オデーサ市公式テレグラム・チャンネル
また、2か所で火災が発生。消火班が消火を行なっているという。
ピウデンは、「暫定情報で、3名のスーパー職員が負傷したことが判明している。彼らには治療が施された」と伝えた。
クリメンコ内務相は、テレグラム・チャンネルにて、今回の攻撃にて最も被害が出たのはスーパーマーケットであるとし、3人の職員の負傷を伝えた。
また同日未明、南部ザポリッジャ市にて、ウクルインフォルムの記者が複数の爆発音を聞いた。
同時にウクライナ空軍は未明、テレグラム・チャンネルにて、「ザポリッジャ、弾道ミサイルだ!」と伝えた。被害などの続報は現時点でない。
南部ヘルソン市では、プロクジン州軍行政府長官が、テレグラム・チャンネルにて、同日未明にロシア軍が住宅街を砲撃し、3名の住民が負傷したと報告した。
プロクジン氏は、未明2時ごろにロシア軍が再び住宅街を砲撃したと伝えた上で、「2名の男性、48歳と44歳が重傷、85歳が中度の怪我を負った。皆が病院へと搬送された」と報告した。