ウクライナ軍は露軍の占領するドニプロ川東岸に小さな橋頭堡を作っている=英国防省

英国防省は14日、ウクライナ南部のドニプロ川下流のロシア軍の占領する東岸にて、先週を通じて、局地的戦闘が続いたと報告した。

英国防省がソーシャルメディア「X」にて、軍情報機関の報告を掲載した

報告には、ウクライナ軍がロシアの支配するドニプロ川東岸にて新たな場所にて襲撃を行なったり、小さな橋頭堡(きょうとうほ)を築いたりしたと書かれている。

また国防省は、破壊されたアントニウシキー橋の近くに2023年6月から維持していた橋頭堡の拡大に加えて行われているものだと指摘した。さらに、いくつかの作戦はロシア軍の交代を利用して行われたとものとの可能性が指摘されている。

その他、ドニプロ川河口の小さな島のコントロールを巡った小規模戦闘も続いていると書かれている。そして、「ロシアの指揮官は、この地域を強化するか、あるいは兵力をウクライナの主要な反抗作戦が展開されている地域や、さらに東部へ投入するかというジレンマに直面している」と指摘されている。

写真:ウクライナ軍参謀本部