ロシア軍、ウクライナ南部ザポリッジャ州と東部ハルキウ州を砲撃 各地で死者
ウクライナへの侵略戦争を続けるロシア軍は、14日未明に南部ザポリッジャ州ステプネ村をS300のミサイルで攻撃した。
ザポリッジャ州検察がテレグラム・チャンネルで伝えた。
発表には、「捜査班の情報では、2023年8月14日2時20分頃、ロシア軍が、国際人道法の規範を無視して、地対空ミサイルシステム『S300』にてザポリッジャ地区ステプネ村を攻撃。ミサイル着弾の結果、民間居住地区にて、2名の地元住民が死亡、さらに1名の女性が負傷した」と書かれている。
また、ブリャク・ザポリッジャ地区軍行政府長官は、ウクルインフォルムに対して、負傷した女性は救命処置を受けているところだとコメントした。
ブリャク長官は、「負傷した女性は医療施設へ運ばれた。彼女は6時ごろに手術を受けた。彼女は今救命措置を受けている」と発言した。女性の年齢は64歳で、配偶者と共に自宅にいたところ、未明2時頃に敵がミサイル2弾を同村に発射。1弾が夫婦の自宅に着弾したという。配偶者の男性は現場で死亡したとのこと。
もう1弾は、別の民家に着弾。中にいた高齢の女性が死亡した。
ブリャク氏は、村では約20名が死傷したとし、また現在電力事業者が電線の再接続を行い、ボランティアの人々が割れた窓や壊れた屋根を塞ぐための資材を持ち込んでいると伝えた。
また、東部ハルキウ州の州軍行政府は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍が同州のコザチャ・ロパニ町を砲撃し、地元男性が死亡したと発表した。
発表には、「敵のコザチャ・ロパニ町砲撃の結果、50歳の男性が死亡した」と書かれている。
また、ザドレンコ・デルハチ市軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、コザチャ・ロパニの負傷者は4名に上り、内2名が重体だと報告した。
その他、ハルキウ州軍行政府は、敵砲撃により同州クプヤンシク地区ポドリ村で男性と女性各1名が負傷したと報告した。