ロシア、過去24時間にウクライナ12州を攻撃
過去24時間で、ロシア軍は、ウクライナの12の州を巡航ミサイル、無人機、榴弾砲、迫撃砲、戦車で攻撃した。
南部ヘルソン州のプロクジン州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、同州はロシア軍から過去24時間で77回砲撃されたと報告した。
プロクジン氏は、「過去24時間、敵は77回の砲撃を行い、迫撃砲、榴弾砲、戦車、『グラート』、無人機、航空機から計452弾の砲弾を発射した。ヘルソン市に対しては、敵は24弾の砲弾を放った」と伝えた。
同氏はまた、ロシア軍はヘルソン地区の自治体の住宅街と教会の建物を狙ったと指摘した。また、ロシアの攻撃により、3名が死亡、3名が負傷したと伝えた。
東部ドネツィク州では、キリレンコ州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて、過去24時間、ロシア軍の攻撃で州民1名が殺され、8名が負傷したと報告した。
同時に、州内のマリウポリとヴォルノヴァハの被害数は引き続き確定できないと指摘した。
東部ハルキウ州では、シニェフボウ州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて、過去23時間、ロシア軍はボホドゥヒウ地区、イジューム地区、チュフイウ地区、クプヤンシク地区を大規模に砲撃したと伝えた。
シニェフボウ氏は、29日クプヤンシクで精肉コンビナートが損傷し、45歳の警備員が死亡、また集合住宅と民家が損傷、67歳の男性が負傷したと報告した。
その他、フリウ・コザチョク、チェルネシチナ、ドルジェリュビウカ(55歳男性負傷)に砲撃の被害が出ていると伝えられた。
北部スーミ州軍行政府は、フェイスブック・アカウントにて、ロシア軍は過去24時間で同州国境隣接地域、8つの自治体を15回砲撃したと報告した。
ロシアの砲撃により、過去24時間で爆発音が110回聞かれたという。
砲撃は、ノヴォスロビダ共同体、スヴェサ共同体、ドルジュバ共同体、ズノブ=ノウホロツィケ共同体、ビロピッリャ共同体、ヴェリコピサリウカ共同体、ホティン共同体で確認されたという。
南部ザポリッジャ州では、マラシュコ州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて、露市軍は過去24時間で106回攻撃を行い、3名が負傷したと報告した。
マラシュコ氏は、「敵のカムヤンシケへの火砲砲撃の際に、38歳と40歳の男性、51歳の女性が負傷した。負傷者は病院へ運ばれ、治療が施された」と伝えた。
また、オリヒウ、ロボティネ、マラ・トクマチュカが空爆を8回受けた他、レヴァドネ、マリニウカ、タミリウカ、ポルタウカ、ノヴォダリウカが多連装ロケットシステムで5回砲撃され、オリヒウシケ、カムヤンシケが無人機で攻撃されたと書かれている。
さらに、複数自治体が計91回火砲で砲撃されたとのこと。
キーウ州は、クラウチェンコ州軍行政府長官がフェイスブック・アカウントにて、30日未明のロシア軍のミサイル・無人機攻撃の際に、州内9つの自治体にて撃墜された破片の落下が確認されたと報告した。
同氏は、「州内の重要インフラ、住居インフラへの着弾は確認されていない。しかし、撃墜された敵標的の破片落下の結果、住居と行政庁舎、寄宿学校、ガレージ3点、自動車2台が損傷した。破片の落下は9つの自治体で確認された」と伝えた。
写真:ヴォロディーミル・タラソウ/ウクルインフォルム
また、中部ポルタヴァ州では、29日、ルニン州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて、28日のロシア軍が放ったミサイル攻撃着弾による死者数が4名になったと報告した。
その他、各地軍行政府の30日9時時点の情報では、中部チェルカーシ州で防空システムがミサイルを撃墜、中部ジトーミル州への無人機攻撃あり、一部撃墜、北部チェルニヒウ州で砲撃8回確認、南部ドニプロペトロウシク州で2個ポリとマルハネツ共同体に砲撃あり、ルハンシク州で敵の空爆あり、オデーサ州で敵の巡航ミサイルの攻撃あるも、全弾撃墜、被害なしと確認されている。