ロシア軍、巡航ミサイルを2弾ウクライナに発射 1弾撃墜

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ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、1日未明に同国に対して2弾の巡航ミサイル「カリブル」を発射した。ウクライナの防空システムは、この内1弾を撃墜した。

ウクライナ空軍がテレグラム・チャンネルで伝えた

発表には、「2023年9月1日、敵は巡航ミサイル『カリブル』にて攻撃を行った。黒海(フェオドシヤ方面)の海上から2弾のミサイルの発射が確認された」と書かれている。

この内、1弾は撃墜できたが、もう1弾は中部ヴィンニツャ州の民間企業の1つに着弾し、資産、車両が損傷したという。負傷者には治療が施されていると書かれている。

また、南部ザポリッジャ州のマラシュコ州軍行政府長官は1日、テレグラム・チャンネルにて、過去24時間で同州は95回の攻撃を受け、州民3名が負傷したと報告した

マラシュコ氏は、「フリャイポレへの火砲砲撃により、52歳の女性と67歳の男性が負傷。さらに、オリヒウへの火砲砲撃の際に59歳の男性が負傷した。皆医療施設へ運ばれた」と伝えた。

攻撃は、同州の21の自治体に対して行われたという。

南部ヘルソン州のプロクジン州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍は前日同州を61回砲撃し、これにより州民が1名死亡、1名負傷したと報告した

プロクジン氏は、「過去24時間、敵は61回砲撃し、計290弾の砲弾が迫撃砲、榴弾砲、戦車、『グラート』、無人機、航空機から放たれた。ヘルソンに対しては、14弾発射された」と伝えた。

これにより、住民が1名死亡、1名負傷したという。

その他、1日9時時点の各地軍行政府の報告では、過去24時間、ウクライナの10州でロシア軍の攻撃が確認されたという。

トップ写真:マラシュコ・ザポリッジャ州軍行政府長官(テレグラム)