「どんな核兵器でもウクライナ人の抵抗を打ちのめすことはできない」=レズニコウ宇国防相
ウクライナのレズニコウ国防相は、ウクライナのような領土の大きな国を破滅させるような核兵器は存在しないと発言した。
レズニコウ国防相がウクルインフォルムへのインタビュー時に発言した(リンク先はウクライナ語)。
レズニコウ氏は、「このように大きな国を破滅させるような核兵器は存在しない。私たちの領土は大きいのだ。それから、彼らの核兵器の状態がどうなっているか、という問題もある。ロシア人が最後に核実験を行ったのは、1998年のカザフスタンの軍事基地である」と発言した。
また同氏は、どのような核兵器であってもウクライナ人の抵抗を打ちのめすことはできないと強調した。さらに同氏は、「主にロシア語話者住民が暮らしていたウクライナ東部や南部で彼らが行った犯罪を見ると良い。ハルキウ州、ヴォルノヴァハ、マリウポリ、それらの大半の人々はロシア語を話していた。(中略)彼ら(住民)は彼ら(ロシア人)を憎み、彼らは抵抗をしており、若者は戦っている。なぜなら、ロシア人は敵だからであり、誰も彼らを許さない」と指摘した。
さらに同氏は、現在、ロシア人を最初から敵だとみなす世代が育っており、またロシア人は全世界にとって何十年にもわたって呪われた存在となると指摘した。その上で同氏は、「呪われた者たちは勝つことができない。それは非現実的だ」と発言した。
なお、レズニコウ国防相は4日、辞表を最高会議(国会)議長に提出したと発表していた。