ウクライナ軍はロシア軍の新たな攻勢に向けた準備をしている=マリャル宇国防次官

ウクライナのマリャル国防次官は4日、ロシア軍は東部のクプヤンシク〜リマン方面で空挺強襲旅団を投入した新たな攻勢の準備をしていると報告した。

マリャル国防次官がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。

マリャル氏は、「ロシア人は新たな攻勢に向けて準備を続けている。これに対して、私たちの軍は、撃退の準備を行っている。それは兵士だけでなく、毎日本部、司令部も活動している。戦争は、単に戦力を次々と投入するだけのものではなく、知的な決定、深い分析能力、敵の計算する能力、敵を騙す能力なのだ。そして、それら全ての作業は、敵をクプヤンシク方面にもリマン方面にも通さないようにするために行われている」と発言した。

同氏はまた、ロシア人はクプヤンシク=リマン方面の攻勢のために、療養していた者、新たに編成された部隊、ベラルーシから移動してきた兵士からなる予備兵力を集めていると指摘した。

さらに同氏は、ロシア軍は空挺強襲旅団も寄せてきているとしつつも、「ただし、私たちはその部隊の大半を南部と東部で殲滅してきたが」とも指摘した。