ロシア軍、ウクライナ各地を大規模ミサイル攻撃 各地で死傷者

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ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、21日未明から朝にかけて、同国各地に対してミサイル攻撃を行っている。

21日朝、ウクライナのクリメンコ内務相がテレグラム・チャンネルで「ウクライナの様々な地域で爆発音が聞こえた」として、その時点での各地の被害につき報告した

クリメンコ内務相によれば、中部チェルカーシ市では、ミサイル攻撃によりホテルが破壊され、火災が発生。また、市場の建物でも火災が発生したという。同市では7名が負傷、10名が避難。瓦礫の下に1名の人物が埋まっていると報告された。

写真:タブレツ・チェルカーシ州軍行政府長官(テレグラム

瓦礫の下から救出される人の動画:クリメンコ内務相(テレグラム)

首都キーウ市では、撃墜された巡航ミサイルの破片がダルニツィキー地区、ソロムヤンシキー地区、シェウチェンキウシキー地区に落下し、損傷が発生。ダルニツィキー地区では火災が発生したという。児童を含む7名負傷。

写真:キーウ市軍行政府(テレグラム

東部ハルキウ市では、ロシア軍攻撃により倉庫が破壊。2名が負傷。

西部リウネ州でも着弾、破壊が発生。

キーウ州では、撃墜されたミサイルの破片の落下により、企業の施設内で火災が発生。また、民間セクターに損傷あり。2名が負傷。

西部リヴィウ州では、ロシア軍が産業地区を攻撃し、破壊と火災が発生したという。

その他、南部ドニプロペトロウシク州のリサク州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍が夜間同州ニコポリ地区を砲撃し、3名が負傷したと報告した

リサク氏は、「未明、侵略者は、ニコポリ地区をグラートと重火器で攻撃した。砲撃を受けたのはミロヴェ共同体とニコポリ市だ」と伝えた。75歳の男性、34歳の女性、29歳の男性の3名が負傷。民家11軒、経済施設5軒が損傷し、1軒が全壊。自動車、送ガス管、電線、養蜂箱が破壊されたという。

南部ヘルソン州のプロクジン州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍は同日未明3時40分頃にヘルソン市を砲撃したと報告した

プロクジン氏は、「ロシア人は、人々が寝ている時に寮を狙った。現時点で、民間人2名の死亡が判明している」と伝えた。亡くなったのは、29歳男性と41歳男性。

また、65歳の女性が重傷の他、44歳女性、57歳女性、49歳男性が病院へ搬送され、81歳女性が現場で治療を受けたという。