ウクライナ、被占領下クリミア西部の露軍軍用飛行場を攻撃

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ウクライナの保安庁(SBU)と海軍は21日未明、2014年からロシアによる占領の続くウクライナ南部クリミアの西部に位置するロシア占領軍の軍用飛行場「サキ」に大規模な攻撃を行った。

SBU内関係者がウクルインフォルムに伝えた。

SBU関係者は、「私たちの情報源の情報によれば、飛行場には少なくとも12機の戦闘機(Su24とSu30)、防空システム『パンツィリ』があった。そこにはまた、無人機『モハジェル』操縦者の訓練基地もあった。その無人機をこそ、ロシア人が空爆や、攻撃型無人機の調整のために利用していたのである」と発言した。

同氏は、今回のSBUと海軍の共同攻撃は、標的に着弾し、ロシア軍の兵器に深刻なダメージを与えたと発言した。

その他、同氏は、今回の攻撃のためにウクライナ側はロシアの防空システムを飽和させるために無人機を使用し、その後ミサイル「ネプトゥーン」を発射したと伝えた。

同氏はその際、「面白いのは、ロシア人のテレグラム・チャンネルですらも深刻な破壊と損耗を認めていることだ。彼らは少なくとも30人の軍人が死亡したと書いている」と発言した。

さらに同氏は、クリミアにおける「木綿」事例(編集注:爆発の意)はいよいよ増えていくとし、占領軍はクリミアにて身の安全を感じることはできなくなっていると強調した。

これに先立ち、21日未明、クリミア西部のノヴォフェドリウカ、イェウパトリヤ、サキや、セヴァストーポリやチョルノモルシクにて爆発音が聞かれたと報告されていた。

テレグラム・チャンネル「クリミアの風」は、爆発音は最初0時頃ノヴォフェドリウカで聞かれ、地元住民が無人機の攻撃や防空システムの稼働だと話していると伝えていた