ロシア軍、夜間に自爆型無人機とミサイルでウクライナを攻撃 オデーサ州に着弾あり
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ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は25日未明、同国を自爆型無人機とミサイルで攻撃した。ウクライナの防衛線力は、無人機「シャヘド」を19機、ミサイル「カリブル」を11弾撃墜したが、南部オデーサ州では港湾インフラへのミサイルの着弾が確認されている。
南部司令部「ピウデン」がテレグラム・チャンネルで報告した。
発表には、「未明、敵は19機の自爆型無人機『シャヘド136/131』と2弾の超音速ミサイル『オニクス』でオデーサ州を狙った。また、複雑な軌道によるミサイル『カリブル』が様々な州に対して使用された。海からの攻撃には、海上ミサイル艦に加えてノヴォロシーシク湾からの潜水艦が加えられた」と書かれている。
ウクライナの防空戦力は、この内無人機19機と「カリブル」11弾を撃墜したとし、とりわけミサイルにつき、ミコライウ州とキロヴォフラード州でミサイル1弾ずつ、残りの大半はオデーサ州で撃墜したと伝えた。
同時に、「残念ながら、敵は卑怯にも港湾インフラを攻撃した。オデーサ市の港が著しい損傷を受け、過去数年間使用されていなかった臨海ホテルの建物で火災が発生した。消防士が緊急にそれを鎮火した」と書かれている。
その他、ミサイル「オニクス」にて、穀物庫が破壊されたとし、他方で死傷者は出ていないと報告された。
また、撃墜による破片の落下で、オデーサ郊外の倉庫と民家に損傷と火災が発生。さらに、開けた場所の草原にも火災が生じたと書かれている。
キペル・オデーサ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、オデーサ市では、爆風により民間人1名が負傷したと伝え、「女性は破片で負傷した。現在市の病院であらゆる必要な支援を受けている」と書き込んだ。