プーチンやハマスのようなテロリストは負けねばならない=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は11日、プーチン露大統領やハマスのようなテロリストは自由で民主的な国々を人質に取りたがっているとし、彼らは敗北を喫すべきだと主張した。

ゼレンシキー大統領がブリュッセルで開催されている第16回ウクライナ防衛問題コンタクトグループ会合(ラムシュタイン会合)の冒頭で発言した。

ゼレンシキー氏は、「プーチンやハマスのようなテロリストは、自由で民主的な国を人質に取りたがっている。彼らは、自由を求める人を支配したがっている。テロリストは変わらない。彼らは負けるべきだ。それは、私たちが勝利しなければならないということだ。そして、私たちは勝利する」と発言した。

その点で同氏は、昨冬のロシアが始めたウクライナの電力施設に対するテロ攻撃を指摘し、「この冬にもロシアがその戦術を繰り返そうとすることは明白だ。ただし、一定の結論を出し、テロ努力を増した上で行うだろう」と発言した。

その他同氏は、「イスラエルへの攻撃の際も、テロリストは地域最大の発電所の一つを狙った。昨冬、ロシアがその戦術に踏み切るまでは、他のテロリストは攻撃の際にそのようなことは行ってこなかった」と指摘した。

そして同氏は、テロリズムへの勝利には忍耐と恒常的な支持がいるとし、ウクライナには防空強化方策が極めて重要であり、それがテロとの冬の戦いに勝利する上で役に立つと発言した。

なお、11日、ブリュッセルにて、第16回ウクライナ防衛問題コンタクトグループ会合(ラムシュタイン会合)が開催されている。

写真:NATO