ロシア軍、自爆型無人機でウクライナを攻撃 南部オデーサ州の港湾や住宅に被害

ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、12日未明にウクライナ各地を自爆型無人機「シャヘド136/131」で再び攻撃した。南部オデーサ州では、港湾の倉庫や民家が損傷、民間人1名が負傷した。

南部作戦司令部「ピウデン」がフェイスブック・アカウントで報告した

発表には、「私たちの担当地域における敵の自爆型無人機を再び利用した夜間攻撃は、ドナウ地域の港湾インフラを狙ったものだった。自爆型無人機は、防空システムを回避しようとしながら、浮く雑な機動と地形の特徴を利用しつつ、様々な方向から向かってきた」と説明されている。

飛来した無人機はミコライウ州で4機、オデーサ州で10機撃墜したという。

同時に、着弾によりオデーサ州南部の港湾地区の倉庫や、民間住宅に損傷が発生。「発生した火災は、消防士が緊急に鎮火した。暫定情報で民間人1名が負傷したことが判明している」と書かれている。

また、キペル・オデーサ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、同州イズマイル地区で港湾インフラと住宅の損傷が確認されたと報告した

そして、キペル氏は、「1名が負傷。1935年生まれの女性が火傷を負った。現在彼女は病院であらゆる必要な治療を受けている」と伝えた。

ウクライナ空軍は、テレグラム・チャンネルにて、未明ロシア軍は自爆型無人機「シャヘド」を33機発射したところ、ウクライナ軍は28機撃墜したと報告した

防空部隊は、少なくとも6州で活動したという。