ロシア軍、ウクライナ東部アウジーウカ方面に兵力を大量投入

ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は現在、同国東部のアウジーウカ方面にて、アウジーウカを制圧あるいは包囲することを目的に、歩兵と兵器を投入し、航空機を大規模に活用している。

ウクライナの南部タウリヤ方面防衛戦力統一広報センターのシュトゥプン報道官がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。

シュトゥプン氏は、「敵は今多くの歩兵と兵器をアウジーウカ方面に投入した。私たちの戦士は、敵を積極的に倒し、兵器を大規模に破壊している。現時点ではもう装甲車両の数は若干減っているのが確認されているが、しかし敵は前進しており、歩兵で進もうとしている。敵はアウジーウカを何らかの意味ある勝利の獲得と戦況好転の機会とみなしている。もし、例えば、大規模侵攻の初期の時点でアウジーウカが敵によって、何らかの取るに足らない場所とみなされていたとしたら、現在は、アウジーウカの制圧あるいは包囲は彼らにとって、彼らが現時点で達成し得るかもしれない最大の地点となっている。そのため、敵は積極的に航空機を利用し、活発な攻勢を続けている」と発言した。

同氏はまた、過去24時間で、敵はミサイル攻撃を1回、空爆を39回行い、武力衝突は51回、防衛戦力配置地点への火砲砲撃は930回行われたと報告した。

写真:リベロウ・コスチャンティン