ケルチ橋はその破壊が必要になった時に壊される=ウクライナ海軍報道官

ウクライナ海軍のプレテンチューク報道官は、ケルチ橋(クリミア橋)の破壊は象徴的なものではなく、状況がそれを必要とした時に破壊されるものであり、適切な時を待つべきだと説明した。

プレテンチューク海軍報道官がウクルインフォルムへのインタビュー時に発言した(リンク先はウクライナ語)。

プレテンチューク氏は、「私たちは、ロシア人と異なり、象徴には苦しんでいない。限られたリソースで戦闘を遂行する際に、象徴がないというのは非常に便利だ。例えば、彼らのところにはいわゆるロシア大統領の誕生日にどこかで何かを奪うという課題があったとしても、私たちのところにはそういうものはないのだ。それは私たちの課題を少し楽にしている。そのため、その橋はもちろん壊されるわけだが、しかし、それは状況がその破壊を必要とした時に壊されるのだ。士気を高めるために橋を壊すというのは、意味がない」と強調した。

また同氏は、クリミアの補給路を遮断せねばならず、半島を「島」にしてしまわねばならなくなったら、それは必ず実行されると発言した。そして、「そのため、適切な時を待つべきだ。ご覧の通り、一時的被占領下ウクライナ領クリミアに対する攻撃は、何らかの象徴とはなっていない。それは、私たちの被占領地解放計画に組み込まれているものであり、保管庫、指揮所、司令部などの破壊は、大作戦全体の個々の要素である。私たちは、しばしば反転攻勢を平方キロメートルで測っているが、しかしそれはあまり正しくない。なぜなら、どのような作戦も多くの要素を持ち、多層的なのであり、適切な順序で遂行されねばならない多くの要素があるからだ」と説明した。