ウクライナ軍内にロシア国民からなる「シベリア」大隊編成=ブルームバーグ

ウクライナ軍にロシア国籍者のみで構成される「シベリア」大隊が編成されている。

ブルームバーグが報じた

報道によれば、シベリア大隊は、ウクライナ軍に加わるために第3国を通じてウクライナに辿り着いた数十人の(民族的)ロシア人とロシアの民族マイノリティの代表者からなるという。

ウクライナ支持を表明している「ロシア自由軍団」のような志願兵部隊と異なり、この部隊は、ウクライナ正規軍の一部となり、「まもなく」戦闘に送られることになるという。

シベリア大体の中には、モスクワ市民や、ブリヤートやヤクートのような民族出身者もいるという。これらのロシア国民は、ロシアからの独立を望みつつ、ウクライナの戦争での勝利を自分たちの目的実現に向けた一歩だとみなしているのだという。

「バチャ」というコードネームのウクライナの指導官は、「人々がウクライナのため、私たちの国境のため、あのロシア・ソヴィエト体制の崩壊のために戦いたがっているのであれば、断る理由があろうか? それは彼らの選択であるし、それは全てのロシア国民がプーチンを支持しているわけではないことを示している」と発言した。

ウクライナ政権関係者は、ロシア国籍者、特に民族マイノリティの代表者が、より多く対プーチン戦争に加わることを期待しているという。

シベリア大隊の60人の兵士は、安全面の徹底した検査を受け、その後軍の契約を締結し、軍に加わったのだと書かれている。

また、皆が自発的に志願した者であり、ロシアの捕虜から加わった者は1人もいないという。

これに先立ち、今年の9月、ロシアからの独立を目指すバシキール民族運動の亡命委員会は、ウクライナ軍を基盤としてバシキール解放軍を結成すると発表していた

写真:ウクライナ軍参謀本部