ロシア軍は戦力を再編し、アウジーウカ包囲の試みを続けている=ウクライナ防衛戦力

ウクライナのシュトゥプン・タウリヤ方面防衛戦力統一広報センター長は2日、ウクライナ防衛戦力は南部タウリヤ方面にて過去24時間でロシア軍の戦力360人と攻撃機「Su25」1機を含む軍事機材40点を殲滅したと報告した。

シュトゥプン広報センター長がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。

シュトゥプン氏は、「そこ(アウジーウカ周辺)の襲撃数は若干減少しており、概してタウリヤ方面にて、敵は14回の空爆を行い、30回の戦闘を行い、959回の砲撃を行った。攻撃機Su25をさらに1機、ドネツィク州で撃墜した。敵は、アウジーウカ包囲の試みを続けているが、しかし今のところそれほど活発ではなく、さらなる行動を可能とするには、損耗を補い、(戦力を)再編しなければならなくなっている。シェヴェル地区とペルヴォマイシク地区での敵攻勢も失敗、敵の攻撃を7回撃退した」と伝えた。

その他、同氏は、マルインカ周辺で敵が進軍しようとし、ウクライナ防衛戦力は過去24時間で20回以上の攻撃を撃退したと述べた。シャフタル方面では、敵がスタロマヨルシケ近郊襲撃を行い失敗。また、メリトポリ方面では、ウクライナ防衛戦力が攻勢作戦を継続しているという。

アウジーウカのボタ山近くの情勢について質問されると、同氏は、現在も戦闘が続いており、敵はウクライナ防衛戦力が主導権を得るのを妨害しようとしていると指摘した。また、同氏は、近く同方面で敵の新たな攻勢の波が生じる可能性も排除されないと発言した。

同氏は、「敵は戦力を集めており、近々さらに進軍の波を試みるかもしれない」と伝えた。

写真:Oleg Pelchuk