ロシア軍、ウクライナ各地を無人機・ミサイルで大規模攻撃 ハルキウで着弾
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は2日から3日にかけての夜間、再びウクライナ各地を自爆型無人機とミサイルで大規模に攻撃した。東部ハルキウでは無人機攻撃により、複数施設が損傷している。
シニェフボウ・ハルキウ州軍行政府長官がフェイスブック・アカウントで伝えた。
シニェフボウ氏は、「本日未明0時45分頃、敵はハルキウ市に対して、暫定情報で4機の自爆型無人機『シャヘド』で攻撃した。ガレージ2軒、乗用車4台、経済施設1軒が損傷した。教育施設が部分的に破壊された。また、技術サービスの建物、使われていない裁縫工房、住宅が損傷した。火災が生じた。医療機関には、8名のハルキウ市民が急性ストレス反応で連絡した。中には2名の児童もいた。現場で支援を受けた。負傷者は出ていない」と伝えた。
📍Харківщина. 3 листопада ❗️ Цієї ночі, близько 00:45, ворог завдав по м. Харків удар попередньо 4-ма БПЛА-камікадзе...
Опубліковано Олегом Синєгубовим Четвер, 2 листопада 2023 р.
写真:セルヒー・コズロウ/公共放送ハルキウ支局
南部オデーサ州のキペル州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、オデーサ州ではロシア軍の無人機攻撃の際にインフラ施設の敷地内に着弾があったと報告した。
キペル氏は、「未明、ロシアのテロリストが再びオデーサ州を攻撃した。私たちの防空戦力がシャヘド136/131を2機撃墜した」と伝えた。
同時に同氏は、州内インフラ施設の敷地内に着弾があったと書き込みつつ、他方で死傷者や大きな破壊は確認されていないとも補足した。
南部ミコライウ州の州軍行政府は、フェイスブック・アカウントで、3日未明、同州で防空戦力が自爆型無人機「シャヘド136/131」を3機撃墜したと報告した。着弾なし。
また発表には、ミコライウ州では2日日中にロシア軍のミサイル攻撃もあったが、ミサイルは飛翔中に戦闘能力を失ったとし、破片が開けた空間に落下。破壊や犠牲者は出ていないと書かれている。
その他2日日中、州内のヤセルカ、ドニプロウシケ、オチャキウ共同体にてロシア軍の砲撃が確認されたと報告されている。犠牲者なし。
西部リヴィウ州では、サドヴィー・リヴィウ市長がフェイスブック・アカウントにて、3日未明、ロシア軍の自爆型無人機16機が同州へ向かって飛来していたが、全て防空戦力が撃墜したと報告した。
ウクライナ軍参謀本部は3日朝、フェイスブック・アカウントにて、ロシア軍は自爆型無人機「シャヘド136/131」40機(露領クルスク州とプリモルスク=アフタルスクから発射)と、誘導航空ミサイル「Kh59」1弾(占領下ヘルソン州上空から発射)でウクライナを攻撃したと報告した。
無人機は複数回に分けて発射され、少数ずつ様々な方向へ飛行。これにより、大半の地域で空襲警報が発令されたという。
空軍は、ウクライナ防衛戦力の防空戦力と連携して、この内無人機24機とミサイル1弾を撃墜したと報告されている。